ホームページにバリアフリーが掲載していることで評判があがる理由とは?
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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。
バリアフリーの情報があるのとないのでは、ものすごく価値に違いがあるのをご存知ですか。
ほとんどの人にとっては、バリアフリーの情報はスルーしてしまうでしょう。
でも車椅子利用者や家族、友人などがバリアフリーの情報こそが外出する際に欠かせないものになっています。
といっても、バリアフリーの情報は、世の中のどのサイトを見てもまだまだ多くはありません。
個人レベルで行ったスポットをホームページなどで掲載しているのがほとんどです。
そのため飲食店の情報などは、もしバリアフリーでも収集するのがかなり難しいレベルです。
そういった状況の中で、もし店舗などのバリアフリーの情報が掲載されているとしたらどうでしょう。
探している人が多い状況であれば、車椅子利用者の増加にも結びつくポイントになります。
そのために重要なことは、いかに正確に、分かりやすく掲載することができるかになります。
この機会に他の店舗ではやっていない優位性を掴むことのできるバリアフリー情報を公開していくことをおすすめします。
街中で車椅子利用者が10年前よりはるかに増加傾向にある
実際に企業の皆さまにとって、絶対数が少ない車椅子利用者に向けて、スポットを当ててもあまり集客の効果がないと思っておりませんか。
でも本当にマイナーな存在なのかというと、そうではない現実に変わってきているのはご存知ですか。
私が車椅子利用者となった22年前に比べれば、明らかに街中で移動している車椅子利用者はものすごく増えています。
ところが、その実態にほとんどの人は、気づかないでいます。
例えばテレビで活躍している芸能人が街中で歩いていても、電車に乗っていても、ディズニーランドに行っていても、あまり気づかれないように、車椅子利用者の姿は意外と目に入ってこないはずです。
それは意識して車椅子利用者がいると思って見ていない限り、意外と自分の視界に入ってこないものです。
なぜなら人は興味のないことには関心を向けないからです。
あくまで私自身が車椅子利用者だから、気づくことでもあります。
そういった状況の中で、この5~10年間において、一気に増加傾向にあります。
もうマイナーな存在とは言えないでしょう。
実際に高齢者が3500万人と増えつつけていますし、団塊世代は健康寿命の72歳前後に近づいています。
だから車椅子利用者が増えるのは当然のことです。
さらに障害者として肢体不自由者になっている人は、身体障害者の54%と言われています。
もちろんそのすべての人が車椅子利用をしているわけではありませんが、大半は車椅子を利用しています。
さらにバリアフリー法が制定されて、公共交通機関・大型商業施設などはバリアフリー化が進んでいるので、車椅子利用者の外出は以前よりかなり便利になっています。
だから車椅子利用者にスポットを当てるのは、マイナーな存在ではなく、集客につながる存在だと申しています。
バリアフリーは具体的な情報があって成り立つ
そこで世の中のバリアフリーの情報を見てみますと、まだまだ発信する側にノウハウがないせいか、車椅子利用者が欲しいと思うニーズには合っていないことがほとんどです。
例えばネットを閲覧していても、サイトによっては、「バリアフリー可」と記載しているところもあります。
一般の方からすると、バリアフリーの表記をされているのは素晴らしいと思うでしょう。
でも車椅子利用者からすると、「バリアフリー可」という情報だけでは、正直なところ何がバリアフリーなのか分からない実態です。
利用者にとってイメージできるのは、「車椅子利用者へのお断りはしないお店」というだけの情報です。
なぜなら世間では、車椅子を利用しているだけでお断りになってしまうお店もあるからです。
私も店内が狭いので、「車椅子利用者に入ってもらうと困るんだけど…」と言われてしまったこともあります。
そういった中で、「バリアフリー可」は、むげに断らないことだけはよくわかる表記です。
逆に言えば、それ以外はまるっきり分からない点です。
もし断られないかもしれませんが、物理的に大丈夫かどうかの判断がつかないので、実際に行ってみたら難しいということも想定できます。
それでは情報の正確性を考えると、不確かなことばかりになってしまいます。
具体的な情報こそが利用者を満足させるツールになる
大事なポイントは、何がバリアフリーなのかまできちんと明確にすることで利用価値の高まるサイトになります。
具体的に画像がある
サイズが分かる
などが検索する人に安心感を与えます。
具体的に掲載するのは、人によって必要なバリアフリー内容が異なるからです。
トイレだけを考えても、
手すりの有無、
旋回できるスペースの有無、
扉は引くだけで開くのか、
ノブになっているのか、
オストメイト機能はあるのか、
ユニバーサルベッドはあるのか、
ベビーキープはあるのか、
便座の背もたれはあるのかなど。
その具体的な情報を確認できることで、利用できるかどうかの判断材料になります。
それがお店選びに重要なファクターになるからです。
そして選択肢の少ない人にとっては、行けるところが見つかることはうれしいことでしょう。
さらにリピーター化にも間違いなくつながることでしょう。
経営者の皆さまにとっても売上増加が見込めるでしょう。
だから情報が価値を生むといっても過言ではありません。
ぜひこの機会に自店のバリアフリー状況を確認されるといいでしょう。
※ちなみに上記の画像は、バリアフリー設置トイレのノウハウの一部です。もしよろしければ無料ですので、ダウンロードしてください。どういったものがトイレにおいて必要になるかがわかります。
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