バリアフリー情報の見える化はお客さま目線が必要となる理由とは?

2019.04.12 (金)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

総合スーパーで働いていたときに

従業員目線で物事をとらえていると

「あそこにトイレがあるから

お客さまにもすぐに分かるはず」

と考えてしまいがちです。

 

でもお客さまからの目線でとらえると

従業員の目線とは大きく

かけ離れていることが多いものです。

 

特に初めていらっしゃるお客さまや

たまにいらっしゃるお客さまにとっては

「トイレはどこに?」と

目をキョロキョロしながら、

探している光景を見かけます。

 

しかも多目的トイレの場所となると、

お客さまにとって

もっと分かりにくくなっているかも

しれません。

 

これこそ情報面における

バリアの1つではないでしょうか?

 

そのバリアを解消していくことが、

お客さまにとって利用しやすさが

格段に上がっていくでしょう。

従業員の目線とお客さまの目線の違い

なぜこの話題を出したのかと言いますと

私が店舗の人事総務課長のときに、

お客さまからこんなご意見がもらいました。

 

「1階食品フロアにおいて、

トイレはどこにあるかを示す掲示板が

よく分からない」

 

でもこのご意見をいただいても

「たくさん掲示板あるのに、

なぜ分からないんだろう…」

と思ったくらいです。

 

ただお客さま感覚で

もう一度現場を確認してみると、

見る方向や通る場所によっては、

方向を示す掲示板が

意外と気づきにくいことが分かりました。

 

そういった状況から

経費をかけて

別の通路にもトイレの方向を示す

掲示板を設置したことがあります。

 

それによって

別の通路を使っていても

トイレがどこにあるかが

よく分かるようになりました。

 

ちょっとしたことではありますが、

利用しているお客さまには

安心感が伝わったと思います。

 

多目的トイレに話を戻しますが、

いろいろな商業施設を利用すると

実際に多目的トイレがあるにも関わらず、

案内板に車椅子マークが

掲示されていないことがあります。

 

そのために余計に多目的トイレの場所が

分かりにくくなっています。

 

だからピクトグラムなどで、

車椅子のマークを掲示しておくだけで、

施設の使いやすさが上がります。

バリアフリーでないと誤解されることも

あとはホームページなどにも

フロア図に多目的トイレのマークが

ついていれば

利用する側は安心できるでしょう。

 

実際にバリアフリーの普及が遅いために

多目的トイレは

まだ設置されていないという

見方が強くなっています。

 

そのために施設をしたくても

あきらめてしまう人がいるでしょう。

 

今一度、自店における掲示板などには、

正しい情報が掲載されているだけの

チェックのみならず、

お客さまの目線から見たチェックを

することをおすすめします。

 

意外と当たり前のことが、

当たり前ではないことに

気づくかもしれません。

 

それによって

情報面におけるバリアが

解消されることでしょう。

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