バリアフリーの情報公開をすることでもたらされることとは?

2019.04.13 (土)

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バリアフリーの設備を作りさえすれば、

車椅子利用者に貢献できると思っている

経営者の皆さまはいらっしゃいませんか?

 

確かにそれだけでも利用者側にとっては

ものすごくうれしいでしょう。

 

明らかにバリアフリーの店舗が

圧倒的に少ない世の中で、

あなたのお店がバリア解消のために

尽くしてくださることは

とても感謝に値するでしょう。

 

でもそれだけで大丈夫かと言いますと

そうではないんです。

 

大事なことが欠けているんです。

 

今日はそれをお伝えしていきます。

探してもなかなか見つからないのがバリアフリー

それはいったい何だと思いますか?

 

大事なことは、

バリアフリーの設備を作ったことを

「情報公開」することです。

 

車椅子利用者は世の中における

バリアフリーの施設が圧倒的に少ないので、日々

ネット等で情報を探しています。

 

さすがに行き当たりばったりで

見つかるような状態ではありません。

 

例えば、路面店にある飲食店に

多目的トイレがあるかどうかを探しても、

ほとんどヒット件数は0件です。

 

段差がない飲食店でさえ、

都内では見つけることが困難な状態です。

 

都内で先日、セミナー帰りに

受講生の方と懇親会をできる場所を

探しても、段差がないお店は

50軒中1軒しか見つかりませんでした。

 

その1軒のお店で懇親会をしましたが、

多目的トイレの設置はありませんでした。

 

もちろんショッピングモールであったり、

大型ビルディングはバリアフリー化が

進んでいますが、

必ずしもそういった施設がある

地域ばかりとは限りません。

 

まさにガラポン抽選会で1等賞を

引くような感覚でしかないんです。

 

つまりバリアフリーがないことが

前提になっているくらいです。

 

さすがに1軒1軒に訪問して

設置されていないことを覚悟の上、

「すみません、あなたのお店は

バリアフリーですか?」

と質問するような時間もないでしょう。

 

でももしかしたら、

情報公開されていないことによって、

バリアフリー化されている飲食店が

あるかもしれないんです。

 

たまにそういったお店もありました。

 

そう考えると、

情報公開されていることが

いかに重要なことかどうかが

分かるでしょう。

人の役にたつことでバリアフリーにした意味がある

失礼な言い方かもしれませんが、

情報公開されていないバリアフリーは、

人の役に立っていないとも言えるんです。

 

現在は「WheeLog」(ウィーログ)

「Bmaps」(ビーマップス)などの

バリアフリーアプリを使って、

障害者だけでなく一般の方々までもが、

どこがバリアフリーなのかを

調べて登録しています。

 

それはブラックボックスのように、

探してはじめて分かる状態になっており、

掘り起こしてはじめて、

〇〇店はバリアフリーになっていて、

多目的トイレも設置されていることが

世に出てくるくらいです。

 

ここまで読んでいただけたおさらいです。

 

①バリアフリーのお店をネットで探している

②でもなかなか見つからない

③バリアフリーマップで大勢が探している

④お店の情報を掘り起こしている

⑤やっとお店のバリアフリーが発見される

 

ここで言いたいのは、

発見される前に、

世の中に出てきてほしいことです。

 

もう高倉健さんのCMのように

「男は黙って〇〇ビール」のような

あえて表に出さないほうが美徳のような

時代じゃないんです。

 

大事なことはホームページをはじめとして、

いろいろな媒体を通して、

情報公開することで、

多くの方々に知ってもらえるから

喜ばれる時代なんです。

 

それによって車椅子利用者が

あなたのお店がバリアフリーであると

気づいて、来店されて、

最終的に売上につながるでしょう。

 

そしてせっかくバリアフリーにしたことで

社会貢献にもつながるでしょう。

 

それが経営者にとっても、

車椅子利用者にとっても、

WIN・WINの関係になるでしょう。

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