店舗の利用後に向かう車椅子で行けるバリアフリーの情報の準備

2018.03.29 (木)

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バリアフリースタイル代表の白倉です。飲食店や宿泊施設を利用している最中に、次はどこに行こうか考えることがあるでしょう。でも車椅子利用者の場合、バリアフリーのスポットでなければ使えないために、スマホやタブレットで検索しても情報を手に入れるまでに時間がかかります。だからこそ、お店の近隣にどういったバリアフリー化されたスポットがあるかをお伝えできる情報サービスがあれば、利用者にとって価値を生むのではないでしょうか?

バリアフリーの情報は旅行雑誌では分からない


一般の健常者であれば、旅行雑誌を見て「あのスポットが行きたい!」とワクワクしながら目的地へ向かうことができるでしょう。しかし車椅子利用者の場合は、実際に行けるかどうかが旅行雑誌だけでは分からない点があります。なぜなら旅行雑誌にはバリアフリーの情報が掲載されていないからです。バリアフリーの主な情報といえば「多目的トイレ」「通路(路面・幅)」「身障者用駐車スペース」「段差解消」などです。

 

多目的トイレの有無は、目的地にて長居ができるかどうかにつながります。ショップのように長居をしないスポットであれば、トイレの有無はさほど関係ないでしょうが、アミューズメント施設・博物館などであれば、滞在時間は最低でも1時間半以上を見ておく必要があるでしょう。そこで多目的トイレがなかったら行ける対象のスポットではなくなります。

 

通路(路面)などのおいては、ほとんどの施設は舗装されているので安心だと思いますが、アミューズメント施設や歴史的建造物などにおいては、必ずしも舗装されているとは限りません。道に凹凸あるような場所であったら、車椅子での利用は難しくなるでしょう。

 

身障者用駐車スペースにおいては、車から車椅子への乗り降りするスペースの確保の有無が確認できれば安心できます。最後に肝心なのは、目的地の施設に段差がないことです。階段があるような施設の場合は、行くこと自体難しいケースがあります。そういったバリアフリーの情報は、残念ながら一般的に販売されている旅行雑誌には掲載されていないのが現状です。

 

もちろん利用者が直接ホームページで確認したり、電話をすることもあるでしょうが、施設そのものを探し出せなかったら、気がつかないままで終わるでしょう。むしろそういったときのワンポイントサービスとして、店舗や宿泊施設でバリアフリーのスポットにおける情報をある程度用意しておき、その情報を必要とする人へ教えてあげるのはいかがでしょうか?

地元でしか分からないバリアフリー情報は価値を生む

地元の人だからこそ知っている情報は、観光客や普段めったにくることのできない方にとってはとっておきの情報となります。しかもその場所がバリアフリー化されているかどうかまで網羅されていれば、利用者側からするとありがたいものです。

 

そういったお客さま目線で対応していくことが、利用者側からみると「あのお店や宿泊施設に行ったらまた教えてくれるだろう」という期待に変わるでしょう。そして何度も行きたいお店とリピーター化されるようになるにちがいありません。他の企業がやっていないからこそ、新たなるパイオニアとして情報を用意しておくことが大事なツールになるはずです。

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