なぜ「バリアフリー検索」で見つからない? 選ばれる宿になるための“情報発信”のススメ
バリアフリーアドバイザーの白倉栄一です。
私も車椅子ユーザーとして、旅行先を探すたびに感じる不安があります。
それは「行ってみたらダメだった…」というガッカリ体験です。
最近では、口コミサイトやSNSを通じてネガティブな情報が拡散しやすく、
それがお店や宿泊施設の評判に大きく影響する時代。
「最初から知っていれば、行かなかったのに…」
そんな声を減らすためにも、事前に分かる情報提供が重要です。
検索しても「バリアフリールーム」が見つからない現実
旅行サイトで「バリアフリー」「ユニバーサルルーム」「アクセシブルルーム」などで検索しても、ヒット件数は驚くほど少ないのが現実です。
そもそも情報自体を掲載していない宿泊施設も多く、
存在すら分からないケースがほとんど。
さらに、ホームページに情報があってもネット予約ができない、
割安プランが適用されない、
通常より高額になるなど、
不便さや不公平感を感じる仕組みが残っています。
そのため、車椅子利用者は「選べない」「探しづらい」という状況に
常にストレスを感じているのです。
画像とネット予約が「安心して選べる宿」の決め手
車椅子ユーザーが安心して選びたいと感じるポイントは、
- 室内・トイレ・バスルームなど実際の画像が見られる
- ネット予約が簡単にできる
障害の程度や体の使い方は人それぞれ違うからこそ、
画像や詳細情報を見て自分で判断できる環境が求められています。
超高齢化社会に向けて、車椅子利用者は確実に増え続ける今、
「誰もが安心して選べる情報発信」は大きなビジネスチャンスでもあります。
「バリアフリー情報発信」が選ばれる宿への第一歩
「バリアフリー対応=コストがかかる」と思われがちですが、
情報をきちんと発信するだけでも他施設との差別化になります。
むしろ、積極的に情報公開する宿は、
安心感・信頼・好感度を得られやすく、
結果として集客アップにもつながるでしょう。
「ネガティブをポジティブに変える」
そんな時代に合った宿づくりを、ぜひ一緒に目指してみませんか?
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