人の不自由さに気がつくことが日常生活・ビジネスに役立つ
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子利用者については、世の中においてマイノリティの存在です。そのマイノリティの存在というのは「左利き」の方にとっても同じことです。右利きの人には気づかない苦労があることを知りました。
右利きの人には左利きの人の不便さに気がつかない
世の中では左利きの方が全体の10%しかいないために、ほとんどの製品は右利きの人のために作られています。最近ではハサミをはじめとして左利きの方が使いやすいアイテムを用意されておりますが、意外とそういったものが少ないように思えます。
ところが、右利きである人にとっては、左利きの人がいろいろなアイテムで使いづらいという現実に全く気が付かないで過ごしています。私も右利きなので全く気にもしませんでした。
人の不自由さに気づくことがいろいろな面で重要なポイント
大事なポイントは、左利きの人が不自由を感じている事を知ることです。それが分かると今後の製品開発においても、新たな試みが生まれてくるはずです。世の中の10%の方々に幸せになっていただくためのものを作ろうと考えるはずです。そこからいろいろなビジネスも生まれてきます。
そして「どれだけ気づいて次につなげられるか」です。そういった意味では、車椅子利用者に対しても同じような立場であると思います。健常者であれば、車椅子利用者のポイントも全く分からないはずです。
気づくことが工夫につながり日常生活やビジネスのシーンで役に立つ
私も健常者であった24年までの歳月には、身近に車椅子利用者がいたわけではないので全く気になることもありませんでした。やはり本人・家族・親戚・友人などに車椅子利用者がいることで関心が湧くのではないかと思います。
さらに今後は店舗を経営している方、従業員の方はお客さまとして車椅子利用者の方がいらっしゃると、少しは関心が湧くと思います。そういった部分をきっかけにいろいろと考えていくと、世の中は変わっていくはずです。
この世の中でお互いに生きていくためには、困っていることにいかに気づくことだと思っております。それが共生社会につながり、いろいろなことに気づいたり、工夫をしたりすることが日常生活やビジネスの上で重要なポイントになるでしょう。
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