交通のバリアフリーが遅れていた高速バスにも対応されていく
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。今までは車椅子利用者が高速バスに乗るのは、かなり厳しい状態でしたが、ようやく門戸が開かれようとしております。先日の毎日新聞の記事にもバスタ新宿の記事が書かれていました。記事の内容は下記の通りです。
話題の巨大バスターミナルもバリアフリー化へ
国内最大級のバスターミナル「バスタ新宿」(東京都渋谷区)を管理する国土交通省は、車いすで利用できるリフト付きバスの乗降場を年内にもターミナル内に設置する方針を固めた。羽田空港と新宿を結ぶ路線の乗り入れを想定し、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて車いす利用者の利便性向上を図る。(毎日新聞記事引用)
私が車椅子生活になった1996年はハートビル法が施行されていても、デパートや総合スーパーなどの大型商業施設などがバリアフリー化になっていたものの、インターネットの情報などがないために全くバリアフリーの情報が分からない状況でした。当時は鉄道の駅などの整備もなく、駅員さんが車椅子を持ち上げてホームまで行くようなケースでした。
その後、交通バリアフリー法、バリアフリー法の施行によって、鉄道・飛行機・路線バス(ノンステップバス)などの取り組みは法律上の義務化とともに、ものすごく進歩しております。最近は鉄道を使うことが多いですが、駅員さんの対応をはじめとして、多目的トイレの設置など以前とは考えられないような状況です。
遅れていた高速バスがついに変わっていく
ところが完全に遅れていたのは、都市間を結ぶ高速バスでした。なぜなら2006年施行のバリアフリー法には高速バスのバリアフリー化は、目標に盛り込まれていなかったようです。そのため高速道路で高速バスにすれ違っても、国際シンボルマーク(車椅子)はついているものの、「折り畳んでご乗車ください」という何とも不思議な表示となっています。
車椅子ユーザーにとっては、折りたたんでご乗車できるわけはありません。しかも入口は狭くなっているので、バスに乗車することすら不可能になります。むしろ国際シンボルマーク(車椅子)をつけていること自体が矛盾しています。誤解が生じるくらいなら、あえて外した方がいいのでは?と思うくらいです。
高速バスのバリアフリー化は外出の利便性が高まる
そこでバリアフリー法の改定で高速バスが盛り込まれたようです。そしてバスタ新宿における対応策にもなったと思います。今では空港間を結ぶリムジンバスもリフト式のものを数台設置されているように、徐々に変わっていっています。高速バスがバリアフリー化になると、外出の利便性が大きく変わってきます。今後もバリアフリー化になっていくことを願っております。
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