車椅子ユーザーが都内へ行く交通手段にはバス利用もおすすめ

2018.01.18 (木)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子ユーザーが都内に行く場合に、車ではなく公共交通機関を利用する際は、事前にチェックするのが鉄道網です。JRや地下鉄の乗り換えなどをチェックすると思いますが、さらに都営バスの交通網も調べておいた方がいいのではないか?と思うようになりました。それはなぜなのでしょうか?

パークアンドライドのような考え方もある

都内に行く場合や大型ショッピングモールに行く場合など、駅周辺の駐車場に車をとめて電車やバスで行くようなパークアンドライドという方式があります。わざわざ現地まで車で行った場合に、混雑状況によっては駐車場の確保ができない場合が出てくることを避けるためでもあります。

 

先日、訪れた六本木において、目的地は六本木駅から500M以上離れていました。最寄りの駅は六本木一丁目でしたが、目的地までは勾配があり、車椅子では困難だと判断しました。六本木駅からは勾配はなかったものの、歩道がガタガタであったことを考えると走行しやすい環境ではありませんでした。

都営バスは地方と違い車椅子ユーザーの対応に慣れている


目的地から帰るときに六本木駅に戻る方法以外に何かないか考えたところ、目の前の通りに都営バスが走っていました。帰りは1時間に3本の都営バスを利用してJR新橋駅へ行きました。停留所には私以外にも車椅子ユーザーが1名いましたが、2名の乗車をスムーズに対応してくださいました。ちなみに車椅子ユーザー3名分のスペースがありました。

 

地方のバス会社と違って、都営バスの運転手は車椅子ユーザーの乗降のアシストには慣れていました。以前、乗車した地方のバス会社では、車椅子ユーザーがほとんど利用しないので、備え付けのスロープが錆びきっていました。そう考えると、都営バスを利用するのは意外と安心だと思います。

 

東京都内は意外と勾配のある場所が多い状況です。そして駐車場は多いものの車椅子ユーザーが気軽にとめることのできる場所を見つけるのは毎回苦労するものです。そういった事を踏まえると、目的地周辺には都営バスが走っているかどうかを知っておくのもいいでしょう。

事前のチェックは当日のアクシデントを避けるためにも必要


目的地に行くための事前チェックの方法では、目的地周辺の身障者用駐車スペースの有無、多目的トイレの有無、Google Earthなどで駐車場確認、目的地の建物の段差を調べるためのストリートビューによる確認を通して、車で行けるのかどうかの判断をします。

 

車で行くのが難しいのならば、目的地周辺の最寄り駅の確認、乗換案内(参考程度)、駅の構内図、都営バスの交通網などもチェックするのをおすすめします。調べる項目が多いような気がすると思いますが、現地に行ってアクシデントを避けるためにも、ある程度の情報を持っていた方がいいと思います。

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