車椅子利用者が外出したときに感じる飲食店のバリアとは?

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。先日は都内でセミナーなどがあり、気が付いたら、夜の21時で何か食事をしてから帰ろうと思いました。駐車場から会場までの距離が500M 以上離れており、数多くの飲食店がありました。車椅子ユーザーの私の視点から入りたくなるかならないかをお伝えします。

段差はパッと見て入れないと思ってしまうもの

段差の高いレストランは、パッと見て入る気がしません。さすがに10cm以上の段差を自力で上るのは、私にとって自信がないので入る気がしないのです。無理をして上ろうとすれば、後ろへ転倒する危険もあります。

通りがかりの人に頼めばいいのでは?と思うかもしれません。どうしてもその施設に入らねばならない場合は、お願いする形をとりますが、どうしてもと思わない場合は、わざわざお願いすることはないです。ここは遠慮してしまうと思います。

ここでの「どうしても」というのは、お腹が空いたからどうしても食べたいというレベルではありません。雑誌やネットで有名になって一度はこのお店で食べてみたいと思って、わざわざ遠くから目的のお店に行った場合は「どうしても」だと思います。そういったレベルです。

店内を見て狭いとかスペースの問題があると諦めてしまう

またラーメン店や牛丼チェーン店のような固定式の椅子がほとんどのお店に対しても、入れる席を探さねばならないと思うと、面倒臭いという気持ちが先にたってしまい遠慮してしまいがちです。

店員さんの人数が少ないこともあり、店内はセルフサービスの可能性もあります。お水を自分で運んでくるスペースが確保されていなかったりすると、食事をしても満足がしないという気持ちが先にたってしまいます。

以前、大手牛丼チェーンの役員クラスの方とお話をしたことがあり、現状の店舗の対応事情を伺ったことがあります。車椅子を利用しているお客さまにもお越しいただきたいと思ってはいるものの、店舗の従業員への教育を考えるとお客さまに合わせた接客応対は難しいとの事でした。

そういった点を踏まえると、段差がある・固定席になっている・店内が狭いという部分は、車椅子ユーザーにとってはバリアになってしまうので「選ばれない」お店になってしまいます。段差については、せいぜい3cm以内でなければ利用しがたいお店になると思います。

ちょっとした工夫であれば経費をかけずになんとかなるもの

長居をしないお店であっても上記のようなバリアがあると、車椅子ユーザーには選ばれないお店になってしまいます。多目的トイレなどを設置すれば、改装費用も高額になりますが、固定席を1つ分変えたり、テーブルを変えたり、入口に段差をつけずに簡易スロープをつけたりすることはさほど経費が掛からないと思います。

そういった工夫から始めていくことが必要です。あとは車椅子のお客さまに合わせた接客応対ができれば、バリアが解消されていくと思います。最近は高齢化社会に伴い、車椅子を利用している人を街中でよく見かけます。

日本全体で5%くらいの方かもしれませんが、5%の取りこぼしは飲食店においても大きいと思われます。そうであれば今の時代だからこそ、店舗のバリアフリー化に努めていただけると車椅子ユーザーにとってもありがたく感じると思います。

 

車椅子におけるバリアフリー化にはコストの面から先送りになるケースも

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子生活をしているとどうしても生活上で制限があります。当然車椅子では「行けない」「できない」こともしばしばあります。なんとか少しでも改善できる方向に向かうとうれしいのですが、難しいこともよくあると思います。企業における考え方を含めてお伝えいたします。

コストが厳しい中でも安心・安全の部分は積極的に取り組んだサラリーマン時代

「なぜ行けないんだ?」「どうしてできるように造らないんだ?」と訴える人が多いことをよく感じます。当然不便であったり、不利益であったりすれば訴える気持ちはよく分かります。

もちろん大衆的かつ公共性の強いものであれば、早急な改善が必要な部分だと思います。しかし企業においてはコストの問題が出てくるので、先送りになるケースが出てきます。

私も企業の中で総務課長をしていた時は、経営上において厳しい店舗にいましたので、必要不可欠と思った修繕があっても、常にコストを考えなければなりませんでした。それでもお客さまや従業員に対して、安全・安心に影響するものについては、積極的に改善していました。

コストがかさむと簡単には納得していただけない辛さがあった

ところが上層部にその旨を伝えると、突発的な経費により予算額を超えることで何度もお叱りを受けました。でも私としても簡単に引き下がることはできませんでした。リスクマネジメントの観点から上層部へ強気で申し出たこともありました。

残念ながら納得してもらえることは少なかったですが、もし事故が発生したら上層部は責任が取れるのか?と心の中では毎回葛藤しておりました。そういう意味では、冒頭に申したように訴えても難しい現実があります。

企業は営利だけのために成り立っているのではありませんが、営業収益が厳しい場合にはコストの部分だけが大きくなるものを、すぐに取り組むことができないはずです。

企業においては社会的な必要性かつ収益などのプラス面も必要な内容

私としては企業においても車椅子ユーザーにとっても、社会的な必要性で実施してくれると願いたいですが、そればかりでは実現しないと思っております。企業にとって収益になるとか評判が上がるなどの方法を入れて提案していきたいと思っております。

最終的には、企業の方々も車椅子ユーザーにとってもWIN・WINの関係になるようなものを考えております。高齢化社会や東京オリンピックパラリンピックによって、バリアフリー化の推進というのは企業においてもプラスになることが多いと思っております。

ぜひともこの機会に企業のバリアフリー・こころのバリアフリー・障害者の職場環境改善などに取り組んでいきたいと思っております。そして人に優しい企業となり、働きやすい職場環境の企業となることを願っております。

ハンディキャップを埋めるには手帳での管理が欠かせない!

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。サラリーマン時代には、私の周りでも手帳を持たない人がいましたが、よく仕事のスケジュールを暗記できるなと思っていました。でも見ていると仕事の進め方について適当に行っている人が多かったです。やはり仕事を進める上では手帳が重要なことをお伝えします。

ハンディキャップを感じさせない仕事のスタイルを確立することが目的

単なる仕事の効率化を図るということだけで書いているわけではありません。車椅子ユーザーが仕事をしていく上で重要なのは、ハンディキャップを感じさせない仕事を通して、会社に貢献していくことです。貢献することで障害者の不満の上位である賃金・条件・昇給などを解消していく取り組みです。

上司から指示を受けた時に手帳が手元になくて、そばにあるメモ用紙で記入する人はいませんか?これは上司からするとイメージは最悪です。やる気そのものが問われてしまうので十分注意してください。しかもそのメモ用紙は、業務が完了するとゴミ箱へポイ捨てすることになりませんか?

ポイ捨てをしないで自分の手帳やノートに書き写す人がいると思いますが、これはかなり時間のムダにつながってしまいます。仕事中に書き写す人がいたら会社の時間をムダにしている可能性もあります。

自分のお気に入りの手帳に一元管理すると後で振り返るのも可能になる

まず手帳を手元に必ず持っていることです。手帳はどんなサイズのものでもいいと思います。ポイントはこの手帳と決めたらその手帳以外には記載しないことです。別のところに記入した時点で、以前やった仕事を見返すことができなくなります。

私はフランクリンプランナーのオーガナイザーという手帳を使っていました。毎年のやることをきちんと宣言することができ、1ヶ月毎に予定を書き込むカレンダーと仕事・プライベートの計画を書き込み、毎日は1ページごとになっていて当日やらなければならないものをA・B・Cで優先順位を記入します。

実際に実施したらレ点・実施中でまだ終わっていないなら●点・どうしても時間が取れなくて見送るなら→(右矢印)を記入します。そうすることにより仕事の進捗状況をきちんと図ることができます。

些細な部分での工夫が仕事をする上で最高なパフォーマンスの発揮に繋がる

さらに人との面談などをした場合や電話などで聞いたことについては、すべて手帳に書き込みます。私の場合は、会議やミーティングは別のノートを使用していましたが、それ以外はすべて黒塗りの手帳へ記入しておりました。

私のやり方が正しいかどうかは分かりませんが、こういったところで万全にしていくことで「あれなんだっけ?」とかいう発言はなくなってきます。必ず手帳に書き留めておくことで、思い出すことも十分可能になってきます。そうやった仕事のスタイルを身に着けるのは、自分の強みになると思います。

バリアフリーの情報はあらゆる視点から確認して万全を図るのがおすすめ

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。21年間の車椅子生活をしていると、情報というものが当てにならない場合があるのも確かです。車椅子を利用する方のことがイメージできないことが原因だと思っています。

目的地の担当者に電話をかけて確認しても事実とは違う場合がある

もちろん安易に断ると障害者差別解消法に抵触する可能性がありますが、「できない」「難しい」ことでも「大丈夫です」と回答が返ってくることが多いです。そのため実際に行ってみると利用できないといったトラブルがしばしばあります。

名古屋に行った時のことです。うちはバリアフリーがしっかり整っていますとホームページに掲載されておりました。でもいざ行ってみると、身障者用駐車スペースは一般の駐車場と同じ広さでした。

車から車椅子への乗り移りが出来るスペースは、残念ながら確保されておりませんでした。しかもカラーコーンが置いてあるんです。車椅子利用者の目線のバリアフリーにはなっていないことに気がついていないんです。そのためバリアフリーをPRしている矛盾を感じました。

その他では、トイレマップに多目的トイレが設置されていますと表記されていて、いざ行ってみるとトイレの中に車椅子が入れないといったことが最近でもありました。明らかに車椅子を利用する方を想定していない設計ミスでした。

私がバリアフリー調査を始めたきっかけは事実とは異なるホテルを経験したから

実は私がバリアフリーの調査を2005年から始めたのはこういった情報を精査してきちんと車椅子ユーザーに発信したいと思ったからなんです。今まで1000件以上のバリアフリー調査記録を12年間ブログでアップし続けました。

大手ホテルチェーンのホテルに行った時に「バリアフリールーム有」ということで利用したものの、実際に部屋に入るとバリアだらけだったんです。トイレと風呂には段差があり、しかも車椅子では入れない狭さ。単なる部屋が広いだけだったんです。仕方がないのでフロントに電話をしたところ「我慢してください」と信じられない言葉が返ってきました。

初めて行くスポットについては出来る限りの確認をしたから向かった方がいい

こういったように事前に連絡しても、現地に行ってダメな場合がよくあるのでホームページの写真・GoogleやYahooで目的地の画像確認・GoogleEarthにて映像確認・以前利用したことのある人の記事や写真などを確認した上で向かうことに決めています。

今までの経験の上からですが、石橋を叩いて渡るつもりで臨んだ方がトラブルになる確率は少なくなると思います。面倒かもしれませんが、行った先で慌てないためにも準備が肝心であることをぜひともお伝えしたいと思っております。

車椅子利用者が野球観戦する場合(東京ドームの観戦方法)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。今年も春からペナントレースが開幕となりました。関東に住んでいると一度は行ってみたい東京ドーム観戦についてお伝えします。

東京ドームのチケットを予約した後の方法です

前回は東京ドームの車椅子席のチケット購入方法をお伝えしました。今回はチケットを予約した後についてご紹介します。ちなみに先日のコラムで掲載した購入方法については→こちら

駐車場を予約している場合は、指定の駐車場へ向かいます。スタッフの方には事前に電話にて車種・ナンバーを伝えているので、駐車場前の車列に並ばないでそのまま駐車場入口へ行ってください。

その後はスタッフの方が誘導して下さり、所定の身障者用駐車スペースへとめます。そばにあるエレベーターで1階へ行き、駐車場棟の外へ出ます。ここから東京ドームの1階までの距離は約50メートルあり、その部分だけは雨天の場合に濡れてしまう部分です。

通常の観客は2階の入口から入りますが、車椅子利用者は1階ですのでご注意ください。1階には予約した方の受付がありますので、その場でチケットを購入します。1人当たり2500円だったと思います。

往年の有名プロ野球選手にお会いすることもよくあるんです

この入口は、プロ野球選手や解説者が通る場所になっております。選手は試合があるのですでに入っておりますが、解説者は自分たちと同じ時間帯にドームへ入ることになります。ここであの往年の有名なプロ野球選手に出会えることもよくあります。そのまま一緒にエレベーターへ乗ることもしばしばです。

でもさすがに声をかけることはできないですね。そこはやはり関東人なんでしょうね。気軽に街中で芸能人へ声をかける関西人がうらやましいくらいです。(笑)2階の内野席の一部に車椅子観戦スペースがあります。

以前は3塁側にしか観戦スペースがなくてかなり困りました。阪神ファンばかりでさすがにジャイアンツを応援するのが怖いくらいでした。なぜ1塁側にスペースがないのか疑問に思っていて、昔のブログにもその旨を記載していたところ、急に1塁側にも観戦スペースが誕生したのです。

私のブログを見たことによるものなのか分かりませんが、とても嬉しかったですね。阪神ファンはとにかく殺気だっていましたから、そこでジャイアンツを大声で応援する辛さを感じていました。もう安心して観戦できました。

車椅子利用者と健常者を仕切るカーテンは本当に必要なのか?

気になるのは観戦スペースの在り方です。車椅子用観戦スペースをカーテンで隠すように隔離しているんです。確かにその方が安心という方もいらっしゃると思いますが、健常者との区別をしないで観戦できる方がいいと思っております。

あとは横並びで観戦することができないんです。車椅子利用者が前で、一緒に来る方々は後ろのパイプ席に座るんです。せっかくであれば横並びでさわぎたいですよね。

観客目線で楽しめるような考えを取り入れてもらいたい

アメリカの大リーグのスタジアムは、ある程度車椅子でも観戦できるスペースは多くなっています。席の場所を選べるそうです。さすがに3塁側から1・3塁側の内野のどちらからも観戦できても、バックネット・内野・外野などその人がみたい場所から見れることが必要だと思います。大事なのは観客目線です。

どちらかというと日本の場合は、以前に取り上げた映画館・競馬場と同じくエンターテイメントにおいては観客目線ではない気がしてなりません。建物のバリアフリーの充実だけでなく車椅子ユーザーにも楽しめるような場にしていくことが、次なるエンターテイメントの方向性にしていただきたいと思っております。

車椅子でも生活しやすいバリアフリーな環境を創っていくためのセミナー開催へ

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。このところ車椅子関連のセミナーのお手伝いを実施する機会がありまして、いろいろなことを学ぶことができました。

まだまだ車椅子利用者との接点がほとんどないのが現状

やはり未だ感じるのは、車椅子に乗ったことがないとか車椅子を利用している人と話したことがないという現状です。そこで障害者と健常者との共生社会を目指していくために自分がこれから実施するセミナーが役に立てればと思っております。

高齢者3300万人以上・身体障害者400万人以上がいる中で、車椅子を利用している人数は最低でも400万人以上がいると思われます。残念ながら上記の数字は分かっても車椅子に乗っている人数は現時点で国の統計などはありません。

実際に最近では、介助の人が一緒でなく1人で電車に乗ったり、街中でショッピングしていたりする車椅子利用者が多くなりました。でも現実はこの人たちと声をかけたり、話したりする場がないというのが一般の声なんです。

大事なのはきっかけづくり。将来は気軽にコミュニケーションができる場が必要。

そのためにはきっかけを作らなければならないと思っております。まさにコミュニケーションの場が必要です。ただ一気にそこに行くのは、今まで0の部分なので難しいでしょう。そのためにも橋渡しするための場が必要だと考えております。

そこで私のできることは、企業の皆さんにどう応対すればいいのか?どうすれば車椅子利用者に喜んでいただけるかを伝えていきたいと思っております。そうすることでバリアフリー化が図れて、車椅子利用者があなたのお店だから行きたくなるようになると思っております。

今後はセミナーを通してクライアントが幸せになる講座を自分が作っていきたい

これまではセミナーをお手伝いする立場でした。先日にはセミナー講師養成コースを何とか卒業したので、あとは90分以上の内容を作り、デビューするだけです。店舗のバリアフリーのハード面における部分・ソフト面における接客応対の部分・そして車椅子ユーザーが活躍できる職場環境づくりをテーマとしてやっていく予定です。

もちろん受講していただけるクライアントをこれから集めていかなければなりませんが、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた社会情勢のニーズと高齢化社会におけるニーズからぜひともクライアントには、受講していただける価値の高いセミナーづくりを考えていきたいと思っております。

最終的にはクライアントも車椅子ユーザーにとってもWIN・WINの関係になること

企業の社会的責任(CSR)だけでなく、企業の収益面においても得をするようなセミナーを作り、それが車椅子ユーザーにとっても得をするようなWIN・WINの関係になるようにするのが私の使命です。

それによって私の理念でもある「車椅子でも生活しやすい環境を創っていくこと」ができると思っております。多くの企業に賛同していただけることで、車椅子利用者におけるバリアフリーが広がっていくことを願っております。

車椅子で行く旅行には長距離フェリーという手段もある

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。今回の日本1周のバリアフリー調査をした際に2回利用したのが長距離フェリーです。今までもフェリーに乗船したことはありましたが、東京湾や伊勢湾を渡るだけの1時間余りの利用でした。今回は長距離フェリーを体験しましたので、その内容をお伝えします。

長距離フェリーにおいても優雅なフェリーがある

まず長距離フェリーを利用した区間は、仙台港(宮城県)~苫小牧港(北海道)です。今回の旅行をするにあたり、北海道を外すわけにはいきませんでした。そのためフェリーを利用して、まず北海道に上陸することを考えました。

この区間で利用したのは、太平洋フェリーです。日本で一番優雅なフェリーで有名です。だからこそぜひとも乗船したかったのです。あらかじめバリアフリーの個室(2人部屋)を予約しておきました。さらに事前予約していたのが船内で利用するWi-Fiです。事前に予約しないと船内でWi-Fiを利用することができません。(但し、1000円有料制)

仙台港に到着してフェリーターミナルに車検証を持参して手続きをします。ちなみに出航時間の1時間前には手続きが必要になります。一般の人と同じ乗船ではないので、指示をされてフェリーターミナルの後ろ側に車を移動して車内で待機しました。

その後、フェリーの係員に誘導を受けて乗船します。車椅子利用者であることを伝えると所定の駐車位置に案内してくれます。目の前には船内に行くエレベーターがあります。エレベーターに乗って船内に行き、スタッフの方にチケットを見せます。そうすると個室への案内となります。

太平洋フェリーではバリアフリーの個室があってとてもリラックスできる

バリアフリーの個室はホテルのような優雅なイメージです。風呂はなくシャワーになっていますが、乗り移りできる座席があります。そしてトイレも設置されております。但し部屋の中ではWi-Fiの利用が出来ません。できるのはロビー周辺になります。

豪華なフェリーだけあって、音楽のコンサートなどの催しものもありました。豪華客船のようなイメージではないですが、バンド演奏などはとても楽しめました。食事もサントリーニというバイキングレストランになっておりますが、スタッフの方が料理をとってくれて、とても助かりました。丁寧なスタッフの方々でした。

気になるのは船内の揺れでしたが、私が乗船したときは全くと言っていいほど揺れることはありませんでした。リラックスして乗船することができたのは本当によかったです。スタッフの方に聞いたところ、日によっては揺れることもあるそうです。その時にはスタッフの方でも酔い止め薬を飲んでおくとおっしゃっておりました。

19時~翌日11時30分までの長い旅になりましたが、あっという間の時間でした。気がついたらすでに北海道へ上陸していたのにはびっくりです。そして自分の車で移動できるのは、慣れている車なので嬉しいですね。

旅行日数に余裕があればフェリーでの旅もおすすめ

大概、北海道へ行くのは飛行機の旅になると思いますが、日数に多少の余裕があればフェリーでの旅もおすすめです。その他には東京~徳島間の長距離フェリーも乗船しました。こちらは今回と違ってかなり揺れました。そのうちご紹介します。

一番気になるのが船酔いですが、私はどちらにおいても船酔いはしませんでした。酔い止め薬も飲みませんでした。もし気になる方は太平洋ではないフェリーから利用してみるのもいいと思います。

瀬戸内海を渡るフェリーであればあまり揺れることがないようです。大阪~北九州間のフェリーなどでお試ししてみるのもいかがでしょうか?普段では味わえない旅の喜びを感じることができるはずです。

車椅子ユーザーにとって「道の駅」の建設でトイレへの安心が増えた

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。以前から車椅子ユーザーにとって重要なバリアフリーポイントの1つは、多目的トイレ(身障者用トイレ)の有無であると伝えてきました。まだまだ設置数の少なさが目立っている中で、高速道路のサービスエリアなどの他に、よく利用するのが「道の駅」です。

2000年以降に次々に誕生した道の駅によってトイレへの安心ができた

今では話題のスポットまで成長した道の駅ですが、私が車椅子生活になった21年前には、まだ道の駅というものはほとんど存在しませんでした。当時は国道に隣接されている民間のドライブインという商業施設だけでした。

ドライブインは小中学校の遠足旅行の際に、観光バスが立ち寄ってお昼休憩をとったり、お土産品を購入したりするスポットでしたが、残念ながら多目的トイレの設置はほとんどありませんでした。

2000年頃から道の駅が建設されるようになってきて、身障者用駐車スペースと多目的トイレが設置されるようになりました。どの道の駅に行っても確実に設置されているので車椅子ユーザーにとってはとても安心です。

必ずしも目的地に行く際に高速道路のSA・PAがあるとは限らない

高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに身障者用駐車スペースと多目的トイレがあるのは助かっていますが、必ずしも自分の行く目的地周辺に高速道路網があるとは限りません。

もし道の駅がなかったら、高速道路を下りても目的地(多目的トイレ設置スポット)まではトイレに行くことができませんでした。そこで主要国道の中継地点に多目的トイレがあることが安心材料なんです。

但し道の駅は、首都圏の都心方面にはほとんどありません。特に南関東の都心寄りでは見かけたことがありません。そのため私は下記のような使い分けをしております。

路面店のレストラン・コンビニ・ガソリンスタンドに多目的トイレがほしい

首都圏に行く場合は、ショッピングモール・首都高速のパーキングエリア・目的地(多目的トイレ設置スポット)。地方に行く場合は、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア・道の駅・目的地(多目的トイレ設置スポット)を目安に移動しています。

残念ながら目的地に行く際にわざわざショッピングモールに立ち寄って、トイレに行くのは、効率面から考えると望ましくありません。できれば路面店のレストラン、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドあたりに多目的トイレが設置されていると、トイレによる不安がかなり軽減されると思っております。

車椅子に乗る体験を通して今までとは違った見方ができる

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。先日、ある企業の車椅子接遇セミナーに講師としてお手伝いさせていただきました。そこで感じたのは、今まで生きてきて車椅子に乗ったことがない方がいざ乗ってみると、意外にも車椅子利用者の視点でいろんなことが感じることでした。

車椅子利用者の目線を体験すると今までの景色とはかなり違う

今までは健常者の立場から車椅子利用者のサポートをするという形が、車椅子利用者の目線を体験することで、今後のサポートの仕方が変わってくることだと思います。

もちろん今までに大病を患ったり、大けがをしたりして入院をされた経験のある方は、車椅子に乗ったことがあると思いますが、60歳くらいまでの方でそのような経験をしている人は思った以上に少ないと思います。

やはり今回のセミナーに参加された50名ほどの方々の中でも、車椅子に乗ったことがある方は10名程度だったと思います。つまりは車椅子を利用している方の目線からの景色は全く分からないということだと思います。

具体的な操作をして現場を回るだけでいろいろなことが分かる

セミナーの内容は、とりあえず車椅子に乗ってみて簡単な操作方法を体験していただくことと車椅子でお客さまが利用する場所を体験していただくことでした。

実際にお客さまが利用する場所については、今まで気が付かなかった机の高さや通路幅について、「こうした方がいいよね」とかいろいろなアイディアが出てきました。やはり実際に車椅子に乗ってみることによって、頭の中で考えるのではなくて、体験することによってわかることが多いように思えました。

2時間という短いセミナーでしたが、セミナーの終了後には受講された方々の車椅子利用者における考え方がものすごく変わってきていらっしゃることでした。まさにセミナーの力ですね。

2020年に向けてより一層バリアフリーが高まっていく時代の中でニーズは高まる

今後は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた社会情勢のニーズと高齢化社会におけるニーズからもっと多くの方々が、このようなセミナーに参加されることを通して、車椅子目線とはどういうものなのか?を体験されることを願っております。

それによって私の理念でもある「車椅子でも生活しやすい環境を創っていくこと」ができると思っております。多くの企業に賛同していただけることで、車椅子利用者におけるバリアフリーが広がっていくことを願っております。

車椅子ユーザーにとって旅行先が広がるレンタカー事情とは?

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。毎日のモヤモヤから解放されるためには、旅に行くことで身体をリフレッシュさせることができるのが旅行だと思っております。ぜひとも車椅子生活であっても旅行で楽しんでみませんか?

車椅子ユーザーには欠かせない手動運転装置付レンタカーの事情とは?

以前は、飛行機で旅行した時のことを述べさせていただきました。実際に空港から先のアクセスについて、さらに掘り下げてお伝えします。今回の交通手段はレンタカー(代車)です。なぜなら私はレンタカーという手段で旅行を楽しんでおります。

毎回、自分が運転するために手動運転装置付のレンタカーを貸して下さる会社にお願いしております。残念ながらなかなか貸して下さる会社は少ないのが現状です。そういった中では、貸して下さる会社には本当に感謝しております。

私が旅行した中で、貸していただいたことがあるのは、北海道・兵庫・福岡・佐賀(現在は不可)・熊本・沖縄の6ヶ所です。ほとんどがすでに手動運転装置を常時設置しているレンタカー(代車)でした。

佐賀空港に配備していた手動運転装置付レンタカーの復活を願う

佐賀空港だけはすでに取り扱いできません。以前は佐賀県の取り組みで2台分だけトヨタの小型車を配備しており、佐賀空港にあるレンタカー会社が請け負いで貸し出しをしておりました。

その後、佐賀県庁へ問い合わせたところ、手動運転装置付のレンタカーの取り組みを終了することになったとの報告を受けました。私が借りた数年前において走行距離数が7万キロを超えていたのこともあり、ある程度の時期を決めて辞めたのかもしれません。とても残念です。

他の空港の場合においては、民間の会社に空港まで回送していただかなければならない状況です。空港に駐車されているレンタカーというのは気兼ねしなくて本当に良かったと思っております。再度復活していただけることを期待しております。

ニッシン自動車工業の各営業所さんがやり始めたのが先駆け

上記で挙げたレンタカー(代車)については、主にニッシン自動車工業の各営業所(北海道・沖縄・熊本・福井)が本業とは別に、代車サービスを実施しています。このサービスがあって私は旅行に行く機会ができたといっても過言ではありません。

確かに鹿児島に行きたいのに、鹿児島のレンタカー会社を探しても1件すら手動運転装置付のレンタカーが見つからなかったことで、かなり離れた熊本でなんとか見つかったときはホッとしました。

ニコドライブさんの営業活動によって今後は発展していくはず

今では福岡のようにニコニコレンタカーに、私がおすすめとしているニコ・ドライブのハンドコントロールを用意しているので、私が今まで行ったところ以外にも手動運転装置付のレンタカー網が拡大しております。

ニコニコレンタカーのいくつかの店舗には配備しているので、ホームページで確認できます。これはまさしくニコドライブさんの営業活動の成果と言える部分です。本当に感謝しております。

大手レンタカー会社の協力があればもっと世界が広がる

本来であれば大手レンタカー会社での配備を望みますが、なかなかハードルが高いのではないかと思います。私はニコ・ドライブのハンドコントロールを所有していますが、旅行で持っていくよりも現地でお借りする方が荷物にならないと思っております。

少しずつですが車椅子ユーザーにとって気軽に旅行に出かける機会が増えると、車椅子生活をしていても充実な日々を送ることができるようになるはずです。ぜひとも1日も早くそういう日がくることを願っております。