職場における車椅子利用者のキャビネット配置のバリアフリーとは?

2017.05.31 (水)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。企業に勤めていた21年間を通して、車椅子利用者が、仕事をしやすくなる職場環境について考えてみたいと思います。今回は、職場におけるキャビネット配置のバリアフリーについてです。

キャビネットなどを利用する際に重要とすべきポイント

車椅子利用者がいるからといって、キャビネットを全て低いものにすることができるのであれば、嬉しいことはありませんが、残念ながら事業所の中で1名ないし2名しかいない方のために、新しいキャビネットと交換することは難しいといえるでしょう。

だからといって、高い位置にあるものを必要とする際に、毎回「すみません、取ってもらえますか?」と声をかけることも大変です。声をかける人もかけられる人も面倒な気がしてしまいます。何か最適な方法はないのでしょうか?

ポイントは、使う頻度を考えてみるといいと思います。車椅子利用者がよく使うものは、高い位置にあるキャビネットなどに置かない方がいいですね。むしろ、できるだけ近くのキャビネットに置いておく方がいいと思います。

そうすることにより移動距離が大幅に少なくなりますし、作業効率もアップすることになります。逆にあまり使わないものについては、人の手を借りて取ってもらう形はいかがでしょうか?

人の手助けを少なくして本人ができる形にしてあげるのがベター

人の手助けをしてもらう頻度が少ない方が、声をかける人もかけられる人も気分よく仕事ができると思います。ちょっとした工夫が、仕事の効率をアップさせるような職場環境に変えていきます。

そんなの言われなくても当たり前だと思いがちですが、意外とこういたことができていないのが大半の職場だと思います。なぜなら、一般の健常者が多い職場においては、1人の従業員のために変えるような行為を行わないからです。

むしろ長年働いている従業員は、このアイテムはここにあるべきものだと意地を張ってしまうケースもあります。しかも定位置管理であることを主張するでしょう。でもそれが古い考えなんです。

アイテムの配置に対して人が動くのではなく、人のためにアイテムの配置を変えるんです。だから使いやすくなる職場環境に変わるんです。試行錯誤を重ねて作り上げる職場環境だからこそ、更なる素晴らしい状態に変わっていくと思います。

車椅子利用者の立場から考えると、人を頼らなくても自分ができることは自分でやりたいものです。周りの人からすると、時間がかかるんだからやってあげたいと思うかもしれませんが、それはあくまでも余計な行為にすぎません。

効率化とチームビルディングこそが業績アップにつながる

もし自分が同じ立場だったらどうでしょうか?自分がやるペースが多少遅かったからといって、取り上げられたら嫌な気がするはずです。それと同等なことだと思います。

むしろ大事なのは、車椅子利用者本人が自分でできるようにするための配置づくりです。そこに力を貸してほしいんです。なるべく人の手を借りなくてもできるような環境づくりが優先です。

それでも人の手を借りなければならないものは、チームで補っていくことが職場環境を向上させていきます。効率化とチームビルディングこそが業績をアップさせていく重要なキーワードだと思います。

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