施設側の都合のいいルールがバリアになってしまう理由とは?

2019.05.17 (金)

あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

自分が車椅子利用者なので、

車椅子の目線から見ると

思わぬところにバリアがあります。

 

これから説明するケースは

特に商業施設や立体駐車場などにおいて

よく見かけるのですが、

施設を管理している側は、

なかなか気づきにくいことです。

 

それは、お客さまに対して

バリアで不快にさせるだけでなく、

場合によっては法律にも

抵触してしまう可能性があるでしょう。

 

そのために施設を運営している方々には、

十分注意したほうがいい

ポイントでもあります。

営業時間中なのにエレベーターをストップさせてしまう

一番よくあるのが、

日中の営業時間中においては

全く問題が発生しないものの、

夜21時ごろから対応が変わることで、

車椅子利用者に対して

バリアが発生しやすくなります。

 

それはエレベーターの稼働問題です。

 

商業施設内のショップの営業時間は、

大体21時頃には終了することが多い中で、

別のフロアが営業しているにも関わらず、

なぜかエレベーターを

停止させてしまうケースがあります。

 

そのためこんなことが書かれています。

 

「もし施設をご利用の際は、

階段でお願いします」

 

車椅子利用者やベビーカー利用者、

足腰の不自由な方々にとっては、

階段を利用することができないために、

他の階には行けない状態を

つくってしまいます。

 

それが立体駐車場への

アクセスだったりすると、

エレベーターが停止していることで、

自分のクルマに戻ることが

困難になったりします。

 

そこで回避策があればいいのですが、

残念ながら対応する方法がないことが

多くみられる傾向です。

 

そんなときに駐車場管理をしている

警備員からよく言われてしまう言葉が

「ルールですから…」の一言。

 

「おいおい、そのルールは誰が決めたの?」

と問い正したくなるものです。

 

結局は施設側がお客さまの動向を判断せず

決めたルールであって

お客さまにはその旨を

告知をしていないルールだったりします。

 

またある場所では、

「車椅子利用者なら21時までに

戻ってきていただかないと…」

と言われたこともあります。

 

そして挙句の果てには、

「センサーがかかっているから

私たちにはどうにもなりません」

と言われたりします。

 

施設側にとっては、

さもさも当たり前のような顔つきで

話してかけてきますが、

自分が同じ立場だったらどう思うか

考えてみたら困ってしまうのは

間違いないはずです。

 

場合によっては

障害者差別解消法に

関わってくる問題でもあります。

車椅子利用者のイメージが勝手に出来上がってしまっている

実際に車椅子利用者が

遅くまで街中にいることはないという

イメージのもとに、

判断されてしまうのかもしれません。

 

残念ながら一般の人の行動として

捉えることができない点が挙げられます。

 

まさにこれこそがイメージによって

バリアが造られてしまっています。

 

施設側の管理上の問題もあると思いますが、

利用者がいるのであれば、

パーテーションを造ったり、

カーテンを設定して閉店したショップには

立ち寄らないような工夫をして

対処する方法が必要となるでしょう。

 

私も総合スーパーで

総務課長を行っていた時は、

店舗の出入口やエレベーターの稼働時間など

いろいろとチェックした上で

対応していました。

 

もし万が一、お客さまが該当階に

残ってしまった場合は、

従業員エレベーターにご案内したり、

時にはマンパワーによる対応を

行っていたりもしました。

 

せっかくお越しいただいたお客さまを

見捨てるようなやり方だけは

していなかったつもりです。

 

でも私を含めて車椅子利用者は、

現地でトラブルに遭っても、

話を聴かずにシャットアウトを

させられるようなことがほとんどでしょう。

 

商業施設などを経営する場合は、

そういった点にまで

注意をすることによって、

人に優しい施設になるのではないでしょうか?

どんなときでも見捨てない方法を探すこと

大事なことは2つです。

 

1つ目はいろいろなケースバイケースを

考えて想定してみることです。

 

2つ目はトラブルが発生したときに

見捨てないで何とか対応方法を

考えてみることです。

 

これからは、こういったケースをはじめ

外国人の訪日などもあるでしょう。

 

思考を「できない」と捉えるのではなく、

「いかにできるか」に変えていくことが

求められているのではないでしょうか?

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