障害者が笑いを入れても笑えないのはバイアスにかかっているかも?
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あなたの会社の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。
商業施設で仕事をするうえで、欠かせないのが誰とでもコミュニケーションがスムーズになることです。
でも障害者がお客さまとしていらっしゃったときに、緊張してしまったり、かしこまってしまったりするのは、接客・応対面での課題があるでしょう。
そこには下記のようなことだけでも、気になってしまうかもしれません。
ぜひこの機会に見方を変えてみると、大きく変わるでしょう。
変に意識してしまうのであればバイアスがかかっているかも・・・
先日、テレビ出演していた元郵政大臣を務めた八代英太さんがおっしゃっていたことです。
ステージ上の事故で脊髄損傷になって、それ以来車椅子生活に。
昔はステージで森繁久彌さん・石原裕次郎さんのものまねなどをやっていて、多くの方々は笑ってくれたらしいのですが、車椅子ユーザーになって、その方々のものまねをやっても笑ったら悪いと思われてしまったようです。
だから笑ってもらえないとおっしゃっていました。
2年前にR-1グランプリで優勝した濱田祐太郎さんが、「視覚障害あるある」をやったら、ものすごく爆笑になったことで話題になりました。
私が覚えているのは、盲学校の生徒同士が「前へならえ」をやったら、前の人との間隔が分からないので、前の人の肩甲骨へぶつかってしまうといったことをネタにしていました。
でも濱田さんが優勝したものの、街頭インタビューでは「視覚障害者の人に失礼だから笑えない」とか言っていた人が結構いました。
もちろん価値観の違いは人それぞれであっても、誰に対して失礼なことをしたのかが疑問に残るインタビュー内容でした。
またある有名な芸能人とお話する機会があり、その方は障害者の舞台なども手掛けている中で、日本における課題があることをおっしゃっていました。
アメリカでは寝たきりの芸人さんが笑いの芸をテレビで放送するのは全く問題ないものの、日本ではメディア出演などもできないとのこと。
スポンサーもテレビ局も一切扱ってくれないようです。
それはテレビの視聴者が虐待と見てしまうからダメだそうです。
唯一大丈夫なのは、NHKのバリバラだけだそうです。
それがとても悲しいことだと述べていました。
一般の人と同じように感じることができることがポイント
こういった事例で素直に笑うことができることも、こころのバリアフリー度を測ることができるでしょう。
笑ったら失礼だと感じていたならば、障害者に対するバイアスがかかっているかもしれません。
私も次のような出来事がありました。
総合スーパーのイベントでお客さまと接客していたときに、普通に仕事をしていたら、若い男性から
「障害者はそんなに無理して働かないでください」
と突然言われました。
しかもすぐに捨て台詞のような感じで、その場から居なくなりました。
さらに店内でお客さまから「責任者を出せえ」と言われて、サービスカウンターに向かったら、
「車椅子のあなただったら、私は一切話すことはない!」
と若い男性から言われて、こちらも先ほど同様に、その場から居なくなりました。
人にもよりますが、障害者、車椅子利用者ということにバイアスがかかっていると、変わったイメージを湧いてしまうのでしょう。
障害者でも一般の人と同じという見方ができることがある意味、共生社会になっていくのでしょう。
さらに言えば、接客・応対などの仕事をしている人にとっては、障害者が来店されるだけで、余計にかしこまってしまうのはマイナスです。
むしろバイアスを取り除くと、より自然体になっていくでしょう。
余談ですが、私も講演のときに「笑い」を入れても、真剣に聴いてくださっていることで、全く笑いにならずにスベってしまうことがよくあります。
私の笑いのレベルが低いのかもしれませんが、ぜひ笑っていただけるととてもありがたいものです。
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