お店における従業員の研修は1回で終わらせていけない理由
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あなたのお店の『バリア解消』請負人
バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。
お店の従業員研修をする場合、
1回だけの実施で終わっていませんか?
できれば研修後にも
定期的にミーティングや報告会などを
続けていくことで、
お金を出して実施した研修が
活かされることをご存知ですか?
せっかく研修をしたのであれば、
きちんとその研修の効果を出したいと思いませんか?
1回こっきりの研修では身につきにくい
以前に在籍していた会社においても、
店の活性化を図るために
従業員の研修をよく実施しました。
当時の私は研修の事務局にいたので、
どうしたら従業員のモチベーションが
あがるのかいろいろと考えました。
他の店舗で実施していた研修などを
視察することもしました。
主な研修は、
従業員をチーム分けして、
それぞれチームごとに競合他社のお店に行き、
商品の陳列数・種類・価格・値引きを開始する時間帯・
接客状況・食品レジの対応やスピードなど
いろいろな項目を従業員にチェックしてもらいました。
その後、チームで競合他社の
優れていた点などをとりまとめ、
自店でできそうな点や改善すべき点を
発表するカタチをとりました。
さらに翌日には
自店が今よりもお客さまにお越しいただくための案を
作り上げるところまで実施していました。
そして研修を終えたときには、
従業員のモチベーションは最骨頂であり、
お店をどうにかしなければ
ならないという思いが強くなります。
研修の事務局としても、
従業員のワクワクした表情をみることで、
「やってよかった!」と思えることでしょう。
ところが
これでお店の活性化を図るための研修が
終わりになるケースがほとんどです。
従業員のやる気も出て、
事務局もやりがいを感じて、
誰もが納得しています。
でもここで終わって良かったのでしょうか?
残念ながら
お店の活性化を図ることは難しいでしょう。
「継続は力なり」が一番大事なポイント
賢いチームリーダーがいれば、
研修を終えた後に
どうしていくのかミーティングを実施しますが、
大抵のチームは
何もアクションを起こすことなく終わってしまいます。
次第に2日間実施した研修は、
1日が過ぎ、1週間が過ぎ、
1ヶ月が過ぎてしまい、
結局記憶の片隅にも残らず、
お店の活性化を図れず、
研修を実施した証だけが残ります。
これでは何のために研修をしたのかが分かりません。
大事なことは、
研修が済んだ後も
きちんと活動を続けていくことです。
そのため研修のあとのプランを事前に作っておき、
1ヶ月に1回くらいは各チームから
報告をうけるような場を設けることです。
報告しなければならないことをマストにすれば、
チームは何としても活動しなければなりません。
そして毎月・3ヶ月・半年・1年と続けていくことで、
チームも従業員も成長していきます。
一人一人がものすごく成長することでお店が活性化する
多分、1年前には
改善活動をするためのアクションを
起こすことなど、なかなかできなかったことが、
当たり前のように
誰もがアイディアを出せるレベルになるでしょう。
一般的な2日間だけの研修で終わった
お店の従業員とのレベル差は
比較にならないくらいに力がついているでしょう。
手前味噌になりますが、
私が在籍したお店は、
毎月欠かさず報告会を実施することで、
しかも従業員同士の結束は強くなり、
退職する人も少なくなっていました。
そしてお店を何とかしたいと
思う従業員が多くなりましたし、
400店舗ある店舗の中の
お客さま満足度調査で
全国1位になることができました。
そのため研修後にも
定期的にミーティングや報告会などを
続けていくことが、
お金を出して実施した研修が活かされます。
ぜひとも効果的な研修をおすすめします。
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