社内研修は実施後のフォローアップの有無で変わる

2018.01.22 (月)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。社内全体のモチベーションをあげるために、OFF-JTの一環として集合教育などを実施することが多いと思います。主催者側にとって、研修を実施したことで受講者の顔色が変わるのでよかったと思いがちです。しかしそれだけでは効果が上がらない光景をよく見てきました。なぜなのでしょうか?

感動した素晴らしい研修も1ヶ月経過したら忘れてしまう

ワークショップを取り入れた研修は、従業員の満足度は高まり、チームワークの大切さやチャレンジ精神が身につくことが多いものです。従業員からは「なぜ今までやってこなかったのか」「これから気を入れなおして頑張ろう」という声が多くなります。ここまでは至って順調なのですが、ポイントは「その後」です。

 

どんなに盛り上がっても1週間が経つと徐々に盛り上がりが下がっていきます。1ヶ月位が経つと「そんな研修やったかな?」のレベルになるでしょう。人は忘れる動物と言われるように感動したことも忘れていくものです。なぜなら感動したドラマや映画も1ヶ月経過した時はどうでしょうか?ストーリーは覚えていても、感動したときのシーンはすっかり冷めているにちがいありません。

 

そのためどういった方法を考えていくのかが大きなポイントになります。もちろん、ワークショップを実施したことは大きな効果があったので問題はありませんが、その後のフォローアップ研修を定期的に実施することがおすすめです。私がよく実施していたのは、毎月1回の研修を入れていました。

 

「そんな暇はない」「面倒くさい」といった声が飛び交うことが多く、肝心な主催者のトップが発言することもよくあります。もともと続かないような研修であれば、お金も時間もムダなのではじめから研修自体をやらない方がいいです。でも大事なことは「何のためにやるのか」です。その課題があったからこそお金も時間を遣ってやったことを決して忘れてはなりません。

フォローアップ研修を定期的に行うから現場の課題が解決していく


でも私の経験ですと、1回の集合研修で終わってしまうことがほとんどです。だから全く効果が出ず終わります。そのためには、大きな集合研修を通して、その後のフォローアップ研修で実践型のものを実施することで、現場に即した課題に立ち向かうことができると思っております。そして現場の課題に対して、研修で学んだことを活かしながら進めていくことで効果が発揮されます。

 

そして定期的に続けていくことで、研修前と後ではチームのコミュニケーションが高まっていたり、目標をもって臨むようなチームになっていたり、チームのあるべき姿に近づいていくにちがいありません。それがやがて従業員満足の高い職場環境になっていきます。

 

しかし長く続けていくとマンネリ化は否めません。どんなに素晴らしい研修でも何度もやっていくことでつまらなくなるものです。そんなときは実施におけるいろいろな作戦を考えてみるのがおすすめです。研修タイトルだけを変えるだけでもリニューアル感が出ます。できれば1年ごとにフォローアップ研修の内容を変えることをおすすめします。

 

そうすることで従業員の職場環境~従業員の仕事共有~やりがいのある職場~従業員満足~お客さま満足につながっていくものだと思っております。いきなりお客さま満足を目指すぞ!と号令をかけるトップがいるものですが、従業員のレベルアップがされていないのに、お客さまの満足を実現させることはできないでしょう。だからこそステップが必要なんです。

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