障害者雇用において本人から聞いておくべきポイント

2019.01.28 (月)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

障害者雇用において、

企業側、主に障害者の直属の上司(リーダー)が

知っておかなければならないのは、

対象となる部下の身体における状態です。

 

例えば、車椅子に乗っているからと言っても、

何かしらの症状などを抱えている場合が

実に多いものです。

 

そこで求められることは

風通しのよい職場環境です。

 

下記のようなポイントを踏まえながら、

障害者だけでなく、

職場で働くのまわりの方々への理解も

必要になってくるでしょう。

車椅子に乗っているだけでは判断できないことがある

一般的に車椅子を利用している方々の多くは、

病気やケガによって

身体に麻痺が発生していることが考えられます。

※ここでは高齢で車椅子を利用している人は除く

 

その中では、

生まれつきの障害をもっている先天性の場合と

生きている中で交通事故にあったり、

病気になった後天性の場合があります。

 

さらに障害の部位やレベルなどを含めると

様々な障害に分かれます。

 

例えば、私は交通事故による脊髄損傷ですが、

他の脊髄損傷の方と同じ症状なのかといえば

身体の痛みであったり、体調の問題であったり、

全く違います。

 

ここでお伝えしたいのは、

職場で障害者を雇用している場合、

必ず1人1人それぞれの状況を確認する

必要があるということです。

 

つまり職場に他の車椅子ユーザがいても、

共通しているのは

車椅子を利用しているというだけで、

それ以外については全く異なるでしょう。

 

重要なのは、ヒアリングをしなければ

相手のことは全く分からない点です。

 

車椅子に乗っているからといって、

ひとくくりにして

「Aさんにできるのであれば、

Bさんもできるでしょう」とはならない点です。

 

こういった部分が一般の方にとっては、

分からないこともあり、

ついつい感じてしまうのが、

AさんとBさんを比較してしまいがちです。

 

でもお互いに症状が違うので、

Aさんにはスムーズにできても、

Bさんにはスムーズにできないことはあります。

デリケートな部分もきちんと確認しておくことの大切さ

その他にも身体が麻痺していることから、

別の症状をもっていることが多いことです。

 

排尿・排便の問題・褥瘡の問題・体の痛みの

問題をもっている車椅子ユーザーがいます。

 

これも人によってかなり変わってきます。

 

この問題は、仕事の仕方に影響する問題であり、

なかなか本人から話しにくい問題でもあります。

 

そのため職場のリーダーとしては、

予め本人とのコミュニケーションを通して、

きちんと確認しておく必要があります。

 

そこで本人の気持ちを確認した上で、

職場内でどうしたほうがいいかを

考えていかなければなりません。

 

上司と部下によるコミュニケーションが

できていないと、本人が無理をして

仕事をしていたりするケースもあります。

 

それが悪化して

長期休養となってしまうことも考えられます。

ここまで述べてしまうと

ネガティブな要素が多いと

感じてしまうかもしれませんが、

きちんとした職場環境を創っていくことで、

障害者でも仕事をやりやすくなるように

必ず変わっていきます。

 

そういったことをきちんとしていくのが

リーダーとしての責務ではないでしょうか?

 

知らないことをそのまま放置せずに、

本人に聞いてみることで、

お互いがよく分かりあえる

関係になっていくにちがいありません。

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