障害者雇用における風通しのいい職場づくりに欠かせないポイント
Contents
あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。
以前のセミナーで職場にいる障害者と
一度も話したことがない人が
多かったことを記憶しております。
なぜ職場にいながら会話をしたことがないのか
気になりますが、
私が勤めていたイオンでも大型店になると、
従業員が500人以上いる場合には、
「隣の売場の従業員って誰?」
となる場合もありますから、
接点が全くないことも考えられるでしょう。
でも少しでもバリアを解消して、
風通しのいい職場にしていくには、
従業員数が多くても、たまには仕事を離れて、
バーベキュー大会などを
開催してみてもいいのではないでしょうか?
そういったイベントを通して、
今後の仕事をする上でも
活性化できるチャンスでもあります。
ハードルを下げてみることで参加しやすくなる
実際に職場のメンバーから障害者本人に、
参加してほしいとアプローチしているけれど、
本人が断っているので
一緒に行くことはないといったケースも
あるでしょう。
また健康上の理由で行くことができないと
いった理由もあるでしょう。
そして最近では飲み会のような
社内のメンバーとの交流を望まない人は、
多くなっているのも現状にはあります。
そんな環境になっていると、
初めて参加することに対しても
億劫になってしまいがちです。
でもそういったバリアを解消していくには、
行きやすくなるような場づくりが
どうしても必要になってくるでしょう。
大事なことは、ハードルを上げないで
気軽に参加できることです。
わざわざ外でやらなくても、
職場のスペースを使って、
イベントを開催することも
いいのではないでしょうか?
私も3年間労働組合の活動をしていたときには、
バーベキュー大会、
食堂で簡単な食べ物を提供しながら話し合う
職場集会などいろいろと企画しました。
そうなれば少しでも
参加しやすくなるにちがいありません。
「もしよろしければ顔だけ出してね」
と伝えるだけでもいいように思います。
そういった工夫を重ねて、
お互いに親睦を作っていくことも
必要なポイントではないかと思っています。
風通しのいい職場環境だからこそ仕事がしやすくなる
なぜなら普段の仕事を円滑にするには、
コミュニケーションができている相手だからこそ
仕事をしやすくなるといったこともあります。
例えば、仕事をしていたときは、
お互いに事務的な対応だけだったのが、
イベントに参加することによって、
その後フレンドリーに会話をしながら
進めることにつながるケースもあります。
そういった意味では、
何かのイベントに参加できる状況を
作っていくことで
きっかけが生まれるような形に
なると企業にとってもプラスになるでしょう。
関連する投稿
- 傘を差せない同僚の車椅子ユーザーのためにこころのバリアフリーで対応する
- 車椅子ユーザーだけでなく従業員が働きやすくなるためのスペース
- 車椅子ユーザーのいる職場のバリアフリーを考える上では「机」の存在が重要なポイント
- 障害者枠にとらわれないバリアフリーがビジネスチャンスにつながる
- 本人の意思を確認するコミュニケーションが職場環境を変えていく
現在の記事: 障害者雇用における風通しのいい職場づくりに欠かせないポイント