コミュニケーションのある職場環境にはバリアそのものをなくしていく
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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。
社内のイベントの中には、
懇親会・忘年会・新年会・
異動パーティーなど従業員同士が交流する
イベントがあると思います。
障害者雇用をしている場合に、
社内で働いている障害者の同僚と
一緒に行けるイベントを開催していますか?
障害者をせっかく採用しても、
風通しのいい職場環境を創っていくには、
仕事だけでなく、
社内イベントにも気軽に参加できることで、
働きやすい環境に変わっていくでしょう。
社内で働いている障害者と会話したことは?
以前、あるセミナーにて登壇したときに、
「社内で働いている障害者と
会話をしたことがありますか?」
という質問に対して、
大半の方々がNOでした。
自チームにいれば話すことはあっても、
その領域を超えたら全く交流がない
というのが実情かもしれません。
私自身が障害者という立場から考えると、
ちょっと寂しく感じてしまいました。
しかもこれこそ職場における
バリアなのかもしれません。
実際に働いている方々が
バリアを張っているわけではないと
思います。
多分、話す機会そのものが
ないように思えます。
だから気軽に話すこともなければ、
気軽に楽しむような場面も
ないのかもしれません。
しかも社内のイベントに
参加するような機会がなければ、
お互いに知り合うこともないのでしょう。
しかも日本では、
障害があるとどうしても
重く受け止めてしまう傾向があるので、
自ら話しかけるような人は、
あまりいないのかもしれません。
特別扱いしないことが風通しの良くなる職場へ
だからこそ社内で開催される
イベントであっても、
参加できるように
していないのかもしれません。
もちろん場所が
バリアフリーであるかどうかは
参加できる大きな要因ではありますが、
それ以上に大事なことは、
一緒に行けるようなコミュニケーションが
とれているかが大きなポイントです。
状況によっては、
障害者は参加側だけでなく、
幹事側にまわるのも
一つの方法ではないでしょうか?
いかに多くの方々とふれあう
機会を作っていくことで、
社内の中での立場が
確立されていくと思います。
そういう私も何度も幹事を行いました。
準備から当日の運営まで
いろいろと社内で行いました。
そうすることによって、
普段ではあまり話すことのないような方々と
気軽に仲良くなったりするものです。
意外と幹事などに任命するのを
避けてしまいがちかもしれませんが、
職場の仲間という立場であれば、
どうしても本人が嫌がるのでなければ、
経験させてみることがいいのかもしれません。
あえて特別扱いしないことが
うまくいく秘訣かもしれません。
そういったことを続けていくことで、
社内の職場環境はガラリと変わるものです。
どうしても普段の仕事の中において
楽しくワイワイすることは難しい中で、
それ以外の場面を通して、
いろいろな人とのコミュニケーションを
とっていくことが
居心地のいい職場になると感じています。
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