「それ、できないと思っていませんか?」 車椅子ユーザーが語る“できる”体験の大きな価値
【バリアフリーで働く現場から】
「“できない”を“できる”に変える喜びとは?」
この記事では、車椅子ユーザーが体験した“できない”から“できる”への変化について、バリアフリーとユニバーサルデザインの視点から考察します。
PREP法に基づくポイント:
P(結論):
車椅子利用者の「できない」を「できる」に変えることは、大きな喜びと信頼につながる。
R(理由):
健常者にとって当たり前の体験でも、車椅子ユーザーにとっては“諦めること”が多いのが現実。
バリアフリーが整備されていないことで、行動を控えたり、体験そのものを断念してしまうことがあります。
E(具体例):
例えば遊園地。絶叫マシンなどは安全上の理由で乗れないことが多く、本人の希望があっても体験できないケースがほとんどです。
私もジェットコースターが大好きでしたが、今では安全面の問題で乗れないため、少し切ない思いをしています。
しかしユニバーサルスタジオジャパンでは、アトラクション「ジョーズ」で工夫がされ、車椅子でも乗船体験が可能でした。
このように、「できない」と思われたことを「できる」に変える努力は、ユーザーの大きな感動と信頼を生み出します。
P(再結論):
車椅子ユーザーの立場で「諦めていたことが叶う」体験を提供することは、ブランドへの熱狂的な支持につながるのです。
ゴーカートに乗れる驚きと可能性
私自身は体験していませんが、車椅子ユーザーでもゴーカートに乗れる施設が存在すると知ったとき、衝撃を受けました。
手動運転装置などを活用し、安全面に配慮することで、普段はできないと思っていたアクティビティが可能になるのです。
こうした発想は、「できない前提」ではなく「どうすればできるか」を追求するユニバーサルデザイン的な発想に基づいています。
“誰でもできる”が生むビジネス価値
バリアフリー対応が進めば、本人だけでなく、家族・友人・職場仲間など多くの人が一緒に楽しむことができます。
その結果、「あそこならまた行きたいね」「誰にでも優しい施設だね」というポジティブな口コミが自然に広がるのです。
▼今回の記事を通じて伝えたいこと
「できない」と思われていたことを「できる」に変えることは、ビジネスチャンスであり、社会的意義のある取り組みです。
▼メッセージ
誰か1人の「笑顔」が、周囲すべての人に広がっていきます。
次に考えてみませんか?「できない」を「できる」に変える方法を。
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