バリアフリー設備運用面のNGとなりやすいポイント

2018.12.06 (木)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

一般的には専用トイレの設置・通路幅の確保・

段差の解消・専用駐車スペースなどが

バリアフリー化のポイントになるでしょう。

 

でも設置したことだけで満足していると

大きな落とし穴があるんです。

 

それはせっかくバリアフリーにした設備を、

うっかりバリアにしてしまうことがあるんです。

 

不思議のように思うかもしれませんが、

従業員の運用面における徹底が不足していると、

ついつい起こってしまうポイントでもあるのです。

 

それは一体どういったことだと思いますか?

バリアフリーに対する意識レベルの差

従業員のバリアフリーに対する

意識レベルに差があると、

何気なく通路のど真ん中に

什器や荷物を置いてしまうようなことがあります。

 

なぜなら誰かが困ってしまうということを

気にする従業員もいれば、

気にならない従業員もいるという点です。

 

そのためAさんが在社しているときには、

問題が起こらないのに、

Bさんが在社しているときには、

問題が発生するようなことがあります。

 

そういったことは、できるだけ避けたいものです。

 

お店の看板を掲げている以上は、

気にならない従業員を気にする従業員へ

変えていくための教育も必要となるでしょう。

 

特に下記のような事例が発生するのであれば、

十分注意が必要です。

 

①入口のスロープに什器・看板・花壇などを

置いてしまうケース

 

こういったケースは、

車椅子利用者・ベビーカー利用者などの

通路の妨げになってしまうことがあります。

 

人によっては、

ついつい置きっぱなしにしまいがちです。

 

性格の問題では?とおっしゃる方もいますが、

それではいつまで経っても

問題が解決できないでしょう。

 

大事なことは、この場所には絶対の什器など

置かないというルールを作って

日々管理をしていくことです。

 

②多目的トイレ入口付近に

什器などを置いてしまうケース

 

コンビニのような限られたスペースなどにおいて、

パンのケースなどが多目的トイレの入口付近に

ドーンと積んでいるようなケースがあります。

 

スペースがないから仕方がないと

思うかもしれませんが、

意外と利用されるお客さまから

目についてしまう可能性があります。

 

こういったところから

クレームが発生することもあります。

 

そのために、①と同様に、

置かないルールをつくる必要があるでしょう。

 

③身障者用駐車スペースに従業員らしき人が

マナー違反でとめてしまうケース

 

めったにないケースだとは思いますが、

残念ながらもともとバリアフリーへの

意識が高くない従業員がいる場合に

起こってしまう事例です。

 

この写真も毎回あるスーパーの

専用駐車場に同じ2台のクルマが

1日中駐車しているので、

従業員ではないかと思います。

 

こういったケースは、

お客さまからのクレームに発展する

可能性は高いですし、

弁解のしようもありません。

 

ルール化するとともに、

個別の従業員教育が必要になるでしょう。

 

従業員の中ではちょっとしたことなら

大丈夫だろうと考えてしまう傾向は

当然起こりうることでもあります。

大事なことは従業員への教育

でもバリアフリーの運用面を

おろそかにしてしまうと、

痛いしっぺ返しに遭うこともあるでしょう。

 

そのためにも従業員教育を通して、

モチベーションを上げていき、

お客さま満足のできるお店に

していくことが求められます。

 

時間はかかるかもしれませんが、

地道に教育をしていくことで、

きっと従業員への周知・徹底を図ることは

できるにちがいありません。

 

もちろん大多数のいる職場などは

簡単にはいかないものの

問題提起しながら1つ1つ課題を

解決していき、

従業員への周知・徹底・継続により

きっと環境を変えていけるはずです。

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