経費をケチることがバリアフリーにも売上にも影響する理由とは?

2019.03.29 (金)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

私は総合スーパーの人事総務課長時代には、

お値打ちな備品をよく仕入れてきました。

 

近隣のリサイクルショップに行って、

掘り出しものをよく見つけました。

 

新品で購入したら高いようなものは、

中古でも十分機能が果たせるのであれば、

経費の有効活用ができると思っていました。

 

そういった中では、

中古のベンチなども

十分利用価値の高い買い物でした。

 

店内をお買い物されるお客さまにとって、

疲れたときに腰をかけるようなものが

設置されているだけで、

結構喜ばれることがありました。

 

そういった点に気づくかどうかも

バリアフリー的な観点としては、

大事な視点ではないでしょうか?

経費をケチっていると営業面にも影響する

私が勤めていたショッピングセンターは、

新しいモール型ではなかったために、

お客さまの層が若い人中心というよりは、

高齢者のほうが多かったと思います。

 

そこで中古のベンチがあったら

喜ばれるだろうと思い、

一斉に数十点のベンチを購入しました。

 

店内のどこに配置するかも決めず、

勢いで購入していました。

 

でも頭の中では、

このベンチがあったら

お客さまに喜ばれるだろうと

イメージできたからです。

 

そして実際に利用されているお客さまが

多かったように記憶しております。

 

お店を運営していると

どうしてもコストを意識するでしょう。

 

少しでもコストを削減したいという

気持ちが大きいのはよくわかります。

 

私も人事総務課長という役職は、

営業面というより経費の責任者でしたので、

経費が膨れてしまわないように

日々考えていました。

 

でもあまりにも何も使わないで

コストを削減し続けると、

どんどん目立たなくなる店舗になり

場合によっては経年劣化なども

より一層加速するように思っています。

 

他店の課長の中には、極力お金を使わないで

強引な経営をしていた人もいましたが、

数年経過すると建物や設備が

古臭く感じるくらいなんです。

 

お金を使わないことを前提にしているので、

物事の必要性も疎くなりがちです。

 

本来であれば、

修繕しなければならないことも

ケチるようになってしまいます。

 

それがお客さま目線からすると、

「あのお店、結構古くなったよね」

と言われてしまうことで、

「別の新しいお店に行こう」

となってしまうわけです。

 

つまり営業面にも

支障が出てしまうこともあります。

バリアフリーを先送りしていると時代遅れも

最近ではトイレが

古い、汚いお店を利用したくないと

思っているお客さまが増えています。

 

もし「たかがトイレなんて…」

と思っていたら

時代遅れになってしまうかもしれません。

 

それと同様に、バリアフリーの設備も

これだけ超高齢化社会で、

車椅子人口が増えていながら、

「お金がかかるから先送り…」

と思っていたら、人口減少の社会の中で、

お客さまの数が減っていくかもしれません。

 

今までは元気だった方が、

数年後車椅子生活になっていることが

現実に起こってくる時代です。

 

「最近、あのお客さまは、

めっきり来なくなったわね…」

なんて話していたら、

すでに客数・売上面に影響が

出てきているかもしれません。

 

もし気になったら、

バリアフリーをビジネスツールに

してみることをおすすめします。

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