一般用→身障者用駐車スペースに変える場合の注意点

2018.09.21 (金)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

お店のバリアフリー化の一環として、

従来あった一般用の駐車スペースの2台分を

身障者用駐車スペース1台分に

変更するようなケースをよく見かけます。

 

身障者用駐車スペースがあることによって、

今まで来店されなかった車椅子利用のお客さま本人、

ご家族、友人、同僚などが

いらっしゃる可能性が高くなるでしょう。

 

利用されるお客さまからは

「この店だから大丈夫」という安心感を

与えることにつながるでしょう。

 

専用スペースが設置されているだけで見方が変わる

北関東などは南関東と違って、

クルマ社会になっていることもあり、

どこに出かけるにもクルマになっています。

 

まさに移動手段がクルマになっていることが多いです。

 

そのため身障者用駐車スペースができたことは

利用者増加につながるでしょう。

 

また都心においても、

身障者用駐車スペースが少ない中で、

専用スペースができるのは、

ありがたく感じられるものでもあります。

 

でもその取り組みをする際には、

注意しなければならないポイントが2点ほどあります。

 

従来の駐車場2台分を

そのまま身障者用駐車スペースの2台分にしては

ならない点です。

 

優先駐車スペースとしただけで、

駐車スペースの幅が2.5Mのままとなっている場合です。

 

これでは、肝心な車椅子利用のお客さまが、

安心して駐車することができません。

 

乗り降りするスペースの1M分をきちんと設けないと、

隣にぴったりと別のクルマが駐車されたら

車椅子利用のお客さまは、駐車場から出庫することが

できなくなってしまいます。

 

これについては

なぜ通常の身障者用駐車スペースが3.5Mあるのかを

知らないで造ってしまっていることが原因です。

 

そのため必ず区画は

「2.5M(駐車スペース)+1M(ゼブラゾーン)」を

設けることが必要となります。

改修工事をするならばきちんとリニューアルしたい

次に従来の駐車スペースの白線は

きちんと消さない点です。

 

これもよく見かけるケースです。

 

従来の駐車場の白線を残したまま、

身障者用駐車スペースを設置すると、

勘違いをして従来の白線どおりに

駐車してしまうケースがあります。

 

先日、利用したスポットにおいても、

従来は身障者用駐車スペースがありませんでしたが、

その後、身障者用駐車スペース1台分が

確保されていたのは大きな改善です。

 

でも先日利用した人は、従来の白線どおりに

駐車してしまいました。

車椅子利用をしている人がとめていたので、

分かりにくい状況にあるのではないでしょうか?

 

人によって見方が変わってしまっては、

全く意味をなさないばかりか、

クレームが発生する可能性もあります。

 

大事なことは、せっかく造るのであれば、

誤解を招くような中途半端なものを

造らないほうがいいと思います。

 

専用の駐車スペースを造る際のポイントなどを、

利用者目線で語れる人にアドバイスを聞くことが

必要となるでしょう。

 

少しでも利用価値をあげるためには、

重要なポイントになると思います。

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