車椅子利用者が旅行の際、航空チケットを予約するには?
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子生活をしていても、たまには全国各地に行ってみたくなりませんか?そうなると飛行機を使っていくことでかなり快適な旅をすることが可能になります。まずは飛行機を予約する方法をご紹介します。
事前に障害の状態や車椅子の状態をお伝えする必要がある
最近は、自動チェックインのような簡単な機能がありますが、さすがに障害者の方が飛行機に乗る場合、この機能を利用するのは難しいと思います。なぜならば航空会社は、障害者の方の身体及び車椅子の状態(折りたたみ式なのか電動なのかなど)を確認したうえで、搭乗の準備をするからです。この点についてはやむを得ません。
当日の飛行機の便に乗りたいですと言った場合は、どうなるのでしょうか?特殊な車椅子でない場合や介助がほとんどいらない場合なら対応してくれると思いますが、確実に大丈夫とは言えません。
一般の人と同じように当日空港でチケットとるのはリスク有
なぜなら過去にも「当日乗りたい!」と申し出て、拒否をうけた出来事がニュースで報道されたことがあるからです。航空会社ともめたという出来事もたびたび聞いております。そのためスムーズに登場することを考えた場合は、少なくても2・3日前には航空会社へ連絡するといいでしょう。
航空会社のホームページには「お体が不自由な方へ」といったメニューが掲載されているはずですが、予約の手順は、まずホームページサイトで搭乗したい便のチケットを購入します。クレジットカードで予約すれば、自宅のPCで済ませることが可能です。
ここで注意しなければならないのは、身障者割引で申し込むことです。一般の料金とは明らかに違います。さらにちょっとリラックスして乗っていきたい場合は、ANAならプレミアムクラス・JALならファーストクラスを申し込みます。
身障者割引ならファーストクラスでも一般のエコノミーより安い
身障者割引がかかっているので、上記のクラスを申し込んでも一般のエコノミークラスより価格は安いはずです。しかも、座席はゆったり倒せるだけでなく、足を伸ばせるほどの広いスペースがありますので、車椅子利用者にはおすすめです。
朝・昼・夕なら食事、それ以外なら軽食がもれなくついてきます。そして空港での搭乗手続き前にはラウンジの使用も可能です。実際に通常のエコノミーで選ぶかグレードの高いクラスを選ぶかは距離に応じて選ぶといいでしょう。
私の場合は、羽田~大阪間のような1時間の飛行ならエコノミーで十分だと思っていますが、羽田~那覇間のような3時間の飛行なら少しでも体の負担を和らげるためにリラックスしたグレードの高いクラスを選ぶことが多いです。
チケットを購入したら、先ほどお伝えした「お体の不自由な方へ」の窓口へ電話をかけます。自分の障害レベルや使用する車椅子をお伝えします。それにより航空会社は、当日の搭乗がスムーズになるように準備をしてくれます。
大変なのはレンタカー・ホテル・飛行機を別々に予約しなければならないこと
今回は簡単にお伝えしましたが、車椅子利用者が大変なのは、レンタカーやホテルを組み合わせて予約することができないので、個別に予約をしなければならないことです。
レンタカーの予約が取れなかったために旅行が断念。ホテルがの予約が取れなかったために旅行が断念となるケースがあります。そのためには念入りな下調べと準備が欠かさないので十分ご注意ください。でも飛行機で行く旅行の楽しさは格別なものです。ぜひとも一度空の旅に出かけてみてはいかがですか?
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