車椅子利用者にとってバスのバリアフリー化は重要課題

2017.05.03 (水)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私はほとんどマイカーで移動をすることがほとんどですが、路線バスや高速バスなどの事情はどうなのだろうか考えてみたいと思います。

バリアフリー化した路線バスの情報の見える化が課題

路線バスという言葉を聞くと、ワクワクしてしまう性分です。なぜなら大のお気に入りの番組がテレビ東京で不定期に放送する「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」だからです。俳優の太川陽介さんと漫画家の蛭子能収さんとゲストのマドンナが繰り広げる珍道中です。

路線バス自体の路線網がほとんど崩壊しているので、旅行先にバスを乗り継いで日本全国を観光するのは、不可能に近い状態になっております。しかし意外と路線バスはノンステップバスやワンステップバスの導入によってバリアフリー化が進められております。

残念なのはどの時間帯のバスがバリアフリー化されたバスなのかは、時刻表やバス停にも記載されておりません。営業所に問い合わせて教えてくれるものなのかが分かりませんが、頼みの綱は営業所になると思います。

但し、コミュニティバスのようなバスはリフト式の小型バスを設置されているケースがほとんどなので、車椅子ユーザーでも安心して利用できると思います。市内の病院に行く場合などには役に立つ交通機関だと思います。

車椅子のマークがあるからといって安心できない事実

次に高速バスです。これは車椅子利用者の乗車がなかなか難しいところです。ここで注意しなければならないのは、高速バスのドアに国際シンボルマーク(車椅子のマーク)が貼ってあるものをよく見かけました。

但し、その下に小さく「車椅子は折りたたんでご乗車ください」と書かれていたんです。つまり、国際シンボルマークが貼ってあるだけで、何も意味をなさないものでした。実際に入口に段差がありますし、中も狭い状態では立位・歩行ができない方はかなり厳しいものと思われます。

車椅子利用者にとって高速バスのバリアフリー化は待ち遠しい

しかし朗報もあります。リムジンバスの東京空港交通がリフト付きバスの運行を2016年4月15日から開始しました。高速バスにリフトがついていて車椅子のまま乗車ができるという優れものです。詳細はこちら

まだまだ本数が多くはありませんが、箱崎の東京シティターミナルから羽田空港国際線ターミナルに行くことができます。ちなみに東京シティターミナルには身障者用駐車スペース・多目的トイレの設置は以前利用した時に確認しておりますので安心です。今後もこのようなリフト付きバスの登場が待ち遠しいです。

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