ハンディキャップがあっても「できる仕事」を増やしていく視点

2019.05.04 (土)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

障害者雇用率などの世間ではありますが、

どうしてもどんな仕事をできるか

イメージできないことが

ネックになっているのではないでしょうか?

 

例えば、車椅子ユーザーであったら、

荷物をもったり、

混んでいる場合のレジ応援などは

難しいのかもしれませんが、

それ以外では車椅子ユーザーでも

「できる仕事」は結構あるんです。

 

しかも「できる仕事」で

人と差をつけることができる仕事の1つが

私の場合は「クレーム対応」でした。

はじめの仕事がヘビーだったから、その後の仕事に楽になった

私はサラリーマン時代に

総合スーパーの人事総務課長として、

店舗のクレーム対応責任者を

経験したことがあります。

 

実際には4年間行いました。

 

はじめて課長に就任した時に、

いきなり対応したのが、

損害賠償請求のクレームでした。

 

水産売場で滑って転んだお客さまが、

腰を負傷したことにより、

損害賠償(慰謝料・治療費)の請求でした。

 

お客さまが負傷した時が5月で、

それから全く解決しないまま

9月の人事異動に着任した私に

その仕事の引継ぎが回ってきました。

 

前任の課長から言われたのが、

「この案件がまだ終わっていないので、

あとは頼むよ」と言われました。

 

その瞬間「分かりました」と言いましたが、

気持ちは「えっ、俺がやるんですかあ…?」

とネガティブな状態だったのを覚えています。

 

それから何度も菓子折りをもって

お客さまの見舞いに行ったり、

診断書などの手続きなどもしたりして、

ようやく翌年の1月に示談をしました。

 

大変なクレーム対応でしたが、

この対応を通して、

自分にとても自信がつきました。

 

さすがに損害賠償請求に比べれば

その後に起こるクレームなどは

思っていた以上に

楽な対応をすることができました。

 

もちろん好きな仕事では

ありませんが、

車椅子でもハンディキャップを

感じずにできた仕事でした。

車椅子ユーザーでもできる仕事の1つが「クレーム対応」

つまりクレーム対応については、

私のような車椅子ユーザーでも

十分可能だと思います。

 

お客さまのお宅へ行くようなことがあれば、

誰かと一緒に行けばいいわけですし、

店舗の中であれば、

自分1人でやればいいわけです。

 

ところがこのクレーム対応は

誰もが嫌がる仕事の1つであることは、

誰もがご存知なことでしょう。

 

私も正直嫌いな仕事ですが、

誰もが嫌う仕事だからこそ、

自分がうまくいけば

「この人ありき」になれるわけです。

 

ハンディキャップをもっていても、

健常者より上に行くことができる

仕事でもあるんです。

常に何かを学んでいくことでスキルもアップする

でもクレーム対応をやると言っても

「どうすればいいの?」と思うでしょう。

 

そこからは工夫次第ですが、

私は市販されているノウハウ本などを

いろいろと読みました。

 

そうすることで人によっての

対応の仕方などが分かりますし、

何度も実践していると

そのうちに自分なりの型が身につきます。

 

クレーム対応はものすごく

苦痛ではありますが、

うまくいったときの達成感もあるくらいです。

 

ストレスが多い仕事でもありますが、

ストレスがあるからこそ人が嫌がり、

そこで成果が出るからこそ、

人から認められる仕事でもあるわけです。

 

その経験はその後の仕事スタイルにも

プラスになっていくでしょうし、

仕事に対する判断力もつくでしょう。

 

そうやっていろいろと

「できる仕事」を増やしていくことが、

活躍できる人材に

つながっていくのではないでしょうか?

 

それ以外にも見方を変えれば

パフォーマンスを上げられる仕事は

きっとあるはずです。

 

本人もリーダーも今一度

可能性を考えてできる仕事を

増やしていくことが

本人の自信にもつながり、

会社にとっても欠かせない

人材になっていくにちがいありません。

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