「うちは関係ない」と思っていませんか? これからのお店経営に欠かせない“気軽に行けるバリアフリー”のすすめ

2025.05.21 (水)

バリアフリーアドバイザーの白倉栄一です。

 

これからの社会において、「うちは車椅子利用者が来ないから関係ない!」…そんなふうに考えていませんか?

 

しかし、超高齢化が進む日本では、誰でもいつか「車椅子ユーザー」になるかもしれないという現実があります。

 

もしかしたら、明日、あなたのお店に通っている常連のお客さまが、事故や病気で車椅子生活になるかもしれません。

 

そのとき「もうあのお店には行けない」と諦めさせてしまってもいいのでしょうか。

 

さらに言えば、あなた自身が車椅子生活になる可能性もゼロではありません。

 

今、「気軽に行けるお店」を探している車椅子ユーザーがたくさんいます。

 

バリアフリー対応が進んでいるのは大型ショッピングモールや一部の飲食チェーン

 

 

私も車椅子生活27年以上になりますが、「安心して入れるお店」は決して多くありません。

 

その中でも、イオン・セブン&アイ系列・ららぽーとなどの大型ショッピングモールは、駐車場・トイレ・通路幅などが整備されているため、車椅子でも安心して利用できます。

 

また、路面店ではまだ少ないものの、和食レストラン「とんでん」「コメダ珈琲店」ココスファミリーレストランなど、一部の飲食チェーンではバリアフリー化が進んでいます。

 

「車椅子でも安心して行けるお店」という情報があれば、リピーターとして何度も来店してもらえる大きなチャンスにもなるのです。

 

体が不自由になっても「また行きたい」と思えるお店づくりを

 

日本では、約3,500万人が高齢者という「超高齢化社会」が到来しています。

 

今は元気でも、身体が不自由になったことで「もうあのお店には行けない…」と諦める方が増えているのも事実です。

 

そんな中、入口の段差を解消するプレートを設置する店内の通路を少し広くするといった小さな工夫だけでも、大きな喜びに変わります。

 

「お客さまにまた来てほしい」という気持ち(マインド)があれば、高額な設備投資をしなくても、お店の価値を高めることは十分可能です。

 

その取り組みをホームページやSNSで発信し、見える化することも重要です。

 

「またあの店で食事ができる」

 

「また行きたくなる」

 

そんなお店づくりを、あなたも目指してみませんか?

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